厳しかった寒波も少し落ち着き、積もった雪も、崩せばどんどん融けていきます。

この融け方を見ると、大寒の次が中寒ではなく「立春」というのもうなずけます。

この立春の前日が「節分」です。

ご存知のように豆まきをしたり恵方巻きを食べたりしますが、その意味合いをすこし調べてみました。

先ずは立春。

暦の上では春から一年が始まり、またこの頃に旧暦の正月もやってくるので

昔は立春を新年の始まりとしてもとらえていました。

(年賀の挨拶も、初春とか、迎春という言葉を使うのはその名残)

「節分」は、暦の上で四季を分ける節目で、

立春を新年とすると、立春の前日の節分は特に大晦日にあたるので、

前年の邪気を払うために豆まきをしたそうです。(追儺,ついなに由来)

また古来より、年明けとともに年神様(歳徳神)がやってこられ

その年の分の新しい生気(魂)を下さると言われます。

また、その年の作物の豊穣と、家族の健康や繁栄をもたらしてくれるそうです。

まさに福の神ですね☆

この年神様がおられる方向が「恵方」

この恵方に向かってする事は全て吉、とされ

昔は、正月に自分から恵方にあたる神社への「恵方参り」がされていたそうです。

巻き寿司を食べる恵方巻きも、この縁起をかついでいるんですね(^^)

それなら、巻き寿司でなくても、もっと良いものが・・・。

そう、日本酒です!

日本酒はもともと神様に捧げるものですし、お酒に宿った神様の氣を頂くものでもあります。

ということで、やってみました(^^)

「恵方に向かって、祈りながらゆっくりとお酒を頂く。」

作物の豊作や、健康、商売繁盛、春を迎えての感謝など...

お酒を盃につげば「栄えがツク」これも縁起が良いですね。

節分の2月3日だけでなく、門松で年神様をお迎えした1月1日から2月4日の立春の頃まで良いでしょう☆

皆さんも、家族で、親しい方々とのお酒の席でぜひ恵方酒、恵方飲みをされてはいかがでしょうか(^_^)

盃をかわし、恵方酒で祈り、

皆様が健やかにイキイキと春夏秋冬を過ごされますように☆

なお、この恵方酒(恵方飲み)は、岡山の酒蔵さんが提唱されたそうで、

福井では福千歳の田嶋酒造さんが推奨されています。

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